
新年度になり、心機一転頑張りたいと思います。
(何を?というのはおいといて)
この話題ももう飽きつつある「エンドミルの加工条件の話」ですが。
多くのロボット製作に挑む若者、特に学生は
「エンドミルを折る」
「加工に失敗する」
といったミスをなんとも思わなさすぎ(怒)だなあと思う事がしばしばあります。
やはり前に製作コストの話をしましたが、エンドミル一本、材料一枚を無駄にしない製作こそが、仕事でも個人でもロボット製作を無理なく進めていく上で大切なポイントだと思います。
知っている限りでも、
「ロボット製作に無駄金を使い過ぎて生活できない」
「離婚しても慰謝料も養育費も払わず、無駄金浪費しながらロボット作り続けている」
という人物が何人かいますが、どんなに優れた?ロボットを作れる技術がある?のだとしても、そういったタイプの人間とは仕事したくありません。
(多分会社もそういうタイプの人間だと採用しません)
「過去記事で紹介した条件式の求め方」とか、「MODELAでの例」等でも紹介している通り、条件や使用環境をしっかり守って加工すれば、簡易の卓上CNCでもエンドミルを折ったり、材料を無駄にしたりするリスクは大幅に減らせるわけです。

※ 条件設定さえしっかりできてれば、MODELA MDX-20でもこのくらいは可能です。
<助手作:肉抜きをした(本人主張)かわロボフレーム>
「早く加工したい」といって適正条件を無視し、エンドミルをポキポキ折ったり、加工に成功するまでに何枚も材料を無駄にして完成したロボットを見ても、「何を頑張っているのか?」と首をひねるだけでせっかくの技術が泣きます。
学生やってる間に
「失敗しない=早く完成する」
テクニックを身につけて欲しいものです。
今まで「アルミ等金属に対する加工条件」はさんざんやってきましたが、樹脂に対する紹介をまだしていませんでした。

画像は”たまたま”アルミ設定のまま加工出来たPET材。
よく言われるのは「浅く、速く」加工するというものですが、ではどのくらい?というのがアルミと違って各自の経験値による、といったところが多いのが樹脂加工の泣き所です。
入手できる樹脂もABS、アクリル、ポリカ、塩ビ、PET・・・と、様々な種類があります。
すこし時間をかけて、条件だししてみたいと思います。